鳥飼否宇「非在」「物の怪」
ベストミステリで読んだので図書館で借りてみた。うん、後味が悪い!知っていたので問題ないですけど。
トリックとか犯人とか、こうなんだろうな…でもそれは嫌だな。その上をいった…;って感じ。
大崎梢「クローバーレイン」「キミは知らない」「スノーフレーク」「背表紙は歌う」
こちらはハートウォーミングな、ミステリ…ではないな。
「クローバーレイン」は偶然読んだ売れない作家の作品に惚れ込んだ編集者が悪戦苦闘しながら本にする話。ラストにうるっとした。
「キミは知らない」大崎さんの話は日常の謎が多いので先生と生徒でそういう話なのかなーと思ったら、次から次へと主人公が拉致られ襲われ逃亡と、ハラハラしました。主人公と先生の関係がちょっとだけ甘い。「津田先生」のことは小さい頃に亡くなった父親と重ねてたんだろうなぁ。「津田先生」と「先生」の差。
「スノーフレーク」高校卒業間近の主人公の前に六年前に亡くなった幼馴染みによく似た青年が現れてー…。読み終わって、義理のお母さんは主人公の気持ちに気付いていてあぁ言ってたんだなぁ。大崎さんの作品はすれ違ってしまっている家族が少し歩み寄る話が結構あって泣きそうになる。上記3作品はそんな感じ。
「背表紙は歌う」中堅出版社の営業さんの短編ミステリ(日常の謎系)最後の話に「成風堂のバイトの女子大生」が出てきてにまにましました。
折りたたんで新約禁書7巻感想です。

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